錦花鳥のcho-ちゃん物語

我家に住む錦花鳥のcho-ちゃんの日記

鳥の家

子供たちは

すっかり雌雄の羽紋になりました

nikeは雄の紋様

頬は赤く染まり、脇には水玉模様が浮き出ています

もう幼き姿は遠き日のようです

もう一羽の雄のtomaは

まるで落ち着きません

昨日まで一緒に遊んでいた雌のkoaとtume相手に

悲しい性を丸出しに

何度フラれてもお構いなしに

胸を立て、ひたすら追い掛けます

koaも

tumeも

もう扱いは慣れたもの

そそくさと彼を避け

優しいnikeの後ろに回ります

tomaはもう追えません

nikeの引き摺っていた脚は

羽ばたくようになると

嘘のように動き出し

今では何も無かったかのように、しっかりと枝を掴みます

最初からnike

こうなることを知っていたのかもしれません

 

tomaの熱い恋は冷めないようで

一人陽気に

ステージで歌い、踊り、騒ぎ続けます

nikeの見違えるほどの逞しい姿にポン君は

ショーの最中のtomaの胸を

指で突いて、微笑みます

 

二羽は他へと巣立ち、残るはこの四羽の子供たち

誰も彼もに話し掛けるポン君の後ろで

cho-ちゃんは今日もひたすら

眠り続けます

f:id:mitsuz2015:20150524083606p:plain

 

 

f:id:mitsuz2015:20150524085408p:plain