錦花鳥のcho-ちゃん物語

我家に住む錦花鳥のcho-ちゃんの日記

春の兆し

大嫌いな冬を

もう二度過ごし

すっかり人生のベテラン気取り

澄ました顔のcho-ちゃんは

微かな

ガラス越しの温もり

太陽の匂いに、心は躍ります

となりには、いつしかカップルになった二つの影

若く睦まじい光景に

落ち着きを奪われ

ポン君を再び不安にさせます

孵るはずもなくとも

新たな卵を宿すよう

身体の弱いcho-ちゃんへも

天は容赦なく求めます

そんな宿命を知るはずのないyuruは

いつまでも無邪気に

そして勇んで、cho-ちゃんへの元へと駆け寄ります

 

重なり合う二つの姿に

ポン君は

また溜息の日々の始まりです

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