錦花鳥のcho-ちゃん物語

我家に住む錦花鳥のcho-ちゃんの日記

cho-ちゃんの異変

 ポン君の目はじっと一点を見つめ

「あれ・・・」

不安の色を滲ませます

「cho-ちゃん?」

白く輝く体

風を切る羽音

時折の潰れた鳴き声

変わった様子はないのに

「こっちおいで」

ポン君は真顔で呼び止めると

「なんか変」

強い口調

「なんか変や」

まるで飲み込めない私に構わず

自問を繰り返します

「片脚おかしい」

素早くcho-ちゃんを抱き上げ

「骨折してるかも」

切実な嘆きで覗き込むと

ポン君の手の平の上、立ちはしていても

cho-ちゃんの体は大きく傾きます

こんなに小さな体の

あまりにもか細い脚

先走る予感を止めようもありません

 

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